お気楽気学

今年の4月に「嫌いは好きの裏返し」って書いたんですが、先日久しぶりにほかの人のことを感情的に「嫌い」と話す方がいて。
「あの人って本当に性格が悪い。嫌い！」と。

そう思う相手と同じ組織で何かをやらないといけない時は特にそういう感情があると辛くなります。

何をされた、だから嫌い、という連鎖はあると思います。
自分より後に組織に入ってすぐに重用されているのが気に食わない、とか。

なぜそうなったのか、その人はどういう人なのか、って考えるには難しい環境が多いのでしょうか。

子供の場合は、身体的な暴力で「嫌い」になります。
言葉では足りずに嫌な感情を暴力に置き換えてしまうって小さな頃はあるし、それでも取っ組み合いして
納得することもあるとかは子供の不思議ですが（笑）

その暴力が身体的なものだけでなく言葉や態度になっての、中学生、高校生の悲惨な事件が後を絶ちません。
それでも学生は学年が終われば、学校が終われば、もしくは転校すれば解決できます。
その後の心のケアには十分な注意が必要ですが。

ずっと一緒にいなければならない環境では、この感情をどうコントロールするかが肝心です。
夫婦が本当に一緒にいられなくなったら顔も見たくないしね。

でも大人なんだから本当は「嫌い」なんて話をほかの人にしなくてもいいんです。
そういう話の時は表情も良くないし。

人の評価も行動に対してならしていいと思うんです。
人格全て否定するとチームワークはけっして成り立たなくなりますし。

私も嫌な感情を抱くことがないわけではありませんが、そのままの感情を抱えていると辛くなるので
「なぜなんだろう」
と考えます。

大抵は期待感との差異や、羨ましいという感情から来ています。

9月頃に「嫌い」というのではないけど、気持ちがざわついたとき、
「自分がダシにされていた」
という理由がありました。

それでも美味しいものを一緒に食べるのは楽しいし、と気持ちを切り替えたら楽になりましたね。

近しい人ほど、嫌いになってしまうと辛いです。
相手への期待感を手放せないでしょうか？
もしくは相手への「羨ましい」と感じる気持ちを素直に受け取れないものでしょうか？
無理かしら？

／ふうちん